敬老の日の17日、都心をサイクリングしてきました。テーマは都心の激坂巡り。
都心は想像以上に起伏に富んでいます。当然坂も多く、多くは江戸時代からの名前や由来がはっきりしていて歴史を感じることも出来ます。今回登った坂はどれも距離は短いものの、それなりに楽しむことが出来ました。
早朝車に自転車を積み込み、7時前に東京着、いつもの神田神保町某ビル地下の駐車場に車を止め出発。
まず最初は九段坂。登り切って左折すると桜の名所千鳥ヶ淵に。この先内堀通を進むとグルグルと皇居を周回できるコースになるわけですが、今回は朝のうちにお台場へ行ってしまおうと考えていたので1周半ほどして晴海通を築地方面に向かいます。
ところが、台風の影響か風が想像以上に強かったのでお台場は断念。以前晴海大橋で怖い思いをしたので。
気を取り直してもと来た道を引き返し、警視庁の脇を通り、国会議事堂に突き当たり、国会図書館前を通り、日比谷高校方面を目指します。
日比谷高校脇には新坂(写真撮影失念)という激坂があります。ここをまず下って赤坂日枝神社へ。この日の無事をお祈りします。私にとって都心サイクリング時の決まり事のようなものです。
そして引き返して新坂を登ります。ここはしょっちゅう下っているものの、登ることは滅多にありません。急なのでダンシングでクリア、青山通経由で赤坂見附へ少し戻って今度は迎賓館を目指します。
赤坂見附から迎賓館へ向かう道は紀伊国坂(写真撮影失念)と言う名前が付いています。名前の由来は江戸時代、坂の西側に紀州藩の屋敷があったからとか。地名も紀尾井町ですし。この坂は都心を走るときは必ず通る道です。迎賓館は改修工事中なので通り過ぎ、東宮御所を左手に見ながら外苑方面へ。この道も上り坂(安鎮坂)になっています。ダラダラと登るので案外嫌いです。
外苑の中を通り、銀杏並木を抜けて青山通を表参道方面へ。
表参道は道幅も広く、信号が少ないのでスピードに乗ることが出来ます。ここを往復して青山通も通り越し、根津美術館横の坂を下って道なりに行くと西麻布に出ます。
ロールスロイスやメルセデスのSL300などがさも当然とばかりに駐車されている高級住宅街ですが、この近くに事務所と自宅を構えるお客様の前を通りつつ、近くの牛坂を登ります。
牛坂
ここから六本木ヒルズを通り、麻布十番へ。浪花家のたい焼きを買いに行ったのですが生憎オープン前。が、「20分ほどしたらまたおいで」と言われたのでしばらく時間つぶし。ということですぐ近くの暗闇坂と鳥居坂へ。
暗闇坂(上から)
鳥居坂
暗闇坂は途中にオーストリア大使館があります。道幅が狭い割に自動車が頻繁に通るので気を遣います(というか自転車が走っていると車は後ろに付くしかありません)。
鳥居坂は都心サイクリングで必ず登る坂。今回撮影のため、少し登ったところで止まったのですが、うっかり重いギアに入れてしまっていてスタートしても踏めません。仕方なく後輪を空転させつつ軽いギアにシフトダウンして出発。ここに限りませんが、都心の急坂は車もよく通るので坂の途中からのスタートはきついですね。クリートも一発で入れないと止まってしまいそうで危険です。
鳥居坂を登った後は赤坂のアークヒルズを目指します。ここにも坂が。
桜坂(アークヒルズの左の方)
スペイン坂(アークヒルズの右の方)
スペイン坂は勾配11%!
アークヒルズ周辺を堪能し、六本木通を走り、六本木ヒルズを右手に見ながらダウンヒル、再度浪花家へ。「お帰りなさい」の暖かい声に迎えられ、感激しつつその場で食べる分と家へのお土産分を購入。
浪花家のたい焼き
今回はリュックを担いでいないので、お土産のたい焼きを車に置くため、いったん神田神保町へ。最初は少し心配だったものの、左手の手首にたい焼きの袋をぶら下げて(笑)桜田通を通り、皇居を半周して無事神田神保町に到着。
ここで突然文京区方面に行ってみよう!と思い立ち白山通を北上、東京ドームを左手に見て春日通を左折します。ここには富坂がありますね。
私は前職で銀座周辺や神田神保町周辺、飯田橋周辺、文京区や新宿区のお客様を担当していた関係で、これらの地区は自転車とカブで毎日のように走っていましたが、文京区、新宿区の旧担当エリアを走るのは久しぶりです。
富坂を登り切りしばらく行くと茗荷谷駅です。ここで右折すると湯立坂があります。この坂もよく走ったなぁ。
湯立坂
この後お茶の水女子大を右手に見て坂を下り、目の前に聳える三丁目坂を登ります。少し行くと目白通にぶつかって、日本女子大が見えてきます。
このあたりには「○中」という表札の掛ったとてつもなく大きな家があります。初めて見たのですが、「これがあの。」と、ひとり感心。
目白通を進むと椿山荘が右手に見え江戸川橋に。この先は由緒ある地名の広がる新宿区。このあたりにもたくさんの担当先がありました。懐かしさに浸りながら昔よくカブで走った裏道を自転車で走ります。車1台がやっと通れるような道を進むと赤城坂が見えてきます。
赤城坂
赤城坂の由来になっている赤城神社はちょうど神楽坂を登り切ったあたりです。時刻は11時を少し回ったところ。美味しそうなラーメン屋を発見したのでちょっと早い昼食。
この後本当は神楽坂も登りたかったのですが、まだ午前中だったので断念。下るのみにします。
※神楽坂は昼の12時までは早稲田方面から九段方面への一方通行、昼の12時からは逆に早稲田方面への一方通行になります。
神楽坂を下り、(上記ルートで)九段方面に抜け、裏道をチョコチョコと走りながら目白通に出、飯田橋の交差点を左折して外堀通へ。外堀通を少し走り向かったのは逢坂。
逢坂
写真ではわかりにくいですが、かなりの激坂です。この日のハイライトです。どこやらの坂のようにウィリーはしなかったので20%は無いと思われますが、11%の標示があったスペイン坂より随分急でしたから15%はあるでしょう。このあたりには最高裁長官の公邸があったり、自民党某氏の表札が掛る家があったりと、閑静な高級住宅街となっています。
この後大久保通に出、もう一度神楽坂を下り、外堀通へ右折、市ヶ谷で外堀を渡り、新坂を少しだけ登って右折、名門雙葉の前を通ると四谷に。そのまま直進して上智大学を左に見ながら走ると紀尾井町です。そしてここには紀尾井坂があります。
紀尾井坂
ここもかなりの激坂です。写真撮影場所は坂を少し登ったあたりなのですが、この場所でクリートをはめて走り出す自信がなかったので、素直に坂の下まで降りてから登りました(苦笑)。
紀尾井坂を登り、この日前半に登った紀伊国坂を(今度は)下ります。弁慶堀を左に見ながら赤坂見附を直進、永田町方面へ少し坂を上り、三宅坂交差点を右折するとまた皇居です。
この時点で暑さのせいか少しバテ気味だったので、皇居を1周半して走り納めとしました。
久しぶりの都心サイクリングでしたが、今回のようにテーマを持って走ったのは初めてです。都心では坂を探すのに苦労はしないですが、事前に登ってみたい坂の目星をつけておくとより楽しめます。今回「登ろう!」と思っていてうっかり忘れてしまったのはロシア大使館脇にある狸穴坂くらいでしょうか。次回の都心サイクリングも坂巡りになりそうです。
※今回お世話になった本
『東京坂道散歩』 冨田均著 (東京新聞出版局)
『タモリのTOKYO坂道美学入門』 タモリ著 (講談社)
※本日の走行距離:65.6km、平均速度:19.9km、最高速度:52.3km
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